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知事選を巡っては一部に上田知事の立候補を求める声が根強い一方で、上田知事が率先して知事の任期を3期12年とする多選自粛条例を制定した経緯があり、自民党を中心に反発する声も出ている。
上田知事は「ぎりぎりまで伏せて直前に『出ます』『出ません』と言うわけにはいかない。来年6月にはっきりさせたい」と記者会見で語った。
上田知事は初出馬した2003年8月の知事選で、多選自粛条例の制定を公約に掲げ、就任後の04年8月、同条例を都道府県で初めて制定した。上田知事は「多選自粛条例を出しており、(守るよう)努めているが、軽々に『辞める』『辞めない』と言うべきではない」と4選出馬に含みを持たせた。
前回の知事選では、自民、公明、民主各党の県連・県本部が上田知事を支援したが、来夏の知事選は自民党県連が独自候補を擁立する方針を表明。多選自粛条例についても「廃止する条例を制定しない限り、法的な立候補の正当性はない」(自民党県連会長・新藤義孝衆院議員)と上田知事に対抗する姿勢を示している。
自民党県連幹事長の鈴木聖二県議は「上田知事はしがらみのない政治を作ろうと多選自粛条例を作った。3期目になり、しがらみが出てきたのではないか。知事は何期もやるべきではなく、きちっと進退を判断してほしい」とけん制した。
上田知事が衆院議員時代に所属していた民主党は、次期知事選の対応を決めていない。民主党県連幹事長の畠山稔県議は「多選自粛条例はあるが、4選出馬を要請する動きもあり、立候補そのものは知事判断だ」と述べるにとどめた。
県内には、次期知事選で上田知事の立候補を求める声が多い。10月には県町村会(会長・吉田昇滑川町長)が4選出馬を要請。一部の県議は上田知事の立候補を求めている。