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【モスクワ田中洋之】ロシア外務省のウリヤノフ不拡散・軍備管理問題局長は11日の記者会見で、ロシアが一方的に編入したウクライナ南部クリミア半島に「核兵器を配備する権利がある」と述べた。
局長は「ロシアは必要に応じて自国領内のいかなる地域にも核兵器を配備できる」と強調。現在クリミアに核兵器が存在するかどうかや、具体的な配備計画については「知らない」と述べたが、「ロシアは原則として(核配備を)行うことができる」と語った。
ウクライナ危機で対立する北大西洋条約機構(NATO)をけん制する狙いがあるとみられる。
プーチン露大統領は昨年3月18日にクリミア編入を宣言した際、NATOの東方拡大を理由の一つにあげた。クリミア半島のセバストポリにはロシア海軍の黒海艦隊基地があり、戦略的な重要拠点と位置付けられている。
ソ連崩壊(1991年)後の94年、核保有大国の米英露の3カ国は、ウクライナに旧ソ連から引き継いだ核弾頭を放棄させる代わりに領土保全を約束する「ブダペスト覚書」に署名。ウクライナを非核地帯としていた。