フィリピンでこのところ韓国人に対する犯罪が頻発していることを受け、韓国政府が１２日、懸念を示した。韓国ニューシスの１２日付の報道として、中国・環球網が１３日伝えた。
　韓国外交部の魯光鎰報道官は１２日の定例記者会見で、「このところフィリピン国内で韓国人に対する凶悪犯罪が頻発しており、韓国政府は非常に懸念している。政府は危険地域で調査を強化し、担当人員を増やすと同時に、フィリピン警察との協力を深め、フィリピン在住韓国人の安全を確保する」と述べた。
　魯報道官はフィリピン在住の韓国人が殺害された事件について、駐フィリピン大使館が被害者の身元を速やかに特定し、管轄の警察に対して徹底調査を要請したと説明。葬儀などについても大使館が支援したと述べた。
　（編集翻訳　恩田有紀）