社会そのほか速
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2015年3月26日、韓国紙・中央日報によると、チャタムハウス(王立国際問題研究所)のロビン・ニブレット所長は、ロンドンで行われた朴振(パク・ジン)元国会外交通商統一委員長(韓国外大国際関係大学院客員教授)との会談で「中国は周辺国を経済的属国にするかのように、自国への依存度を高めさせている」と述べた。
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ニブレット氏は、それは中国が望むからではなく、経済規模と割合が理由だと語るが、中国は米国のような超大国にはならないとも述べた。ニブレット氏は質問に対し以下のように語った。
―パクス・アメリカーナは予想より長続きすると思うか。
今日の世界では、パクス・アメリカーナという言葉自体が空虚だ。しかし、米国の軍事力は東アジアで抑制的な役割を果たすだろう。中国はアジア太平洋の安保秩序において、米国と同等の地位に近づいていくだろう。米国を退けはしないだろうが、言いなりにはならない。
―キッシンジャー氏は、米中関係は「共進化的関係だ」と述べた。
米中関係は米ロ関係よりも相互補完的だ。中国は自国が米国のようにグローバル化の勝者であることを証明しようとしており、そこに共進化の要素がある。米中の利害関係は世界経済、金融、安保などのシステムを安定させることにある。指導者層はお互いを必要としている。
―韓国にとって、米国は唯一の同盟国であり、中国は最大の貿易相手国だ。韓国は米中の間でどのような役割を果たすか。
韓国はさらに重要な役割を果たすようになる。徐々に中国への依存を強めるが、米韓の安保関係は核心として残り続ける。
―中国の台頭に応じて、日本は米国との同盟を強化している。
日本が米国と親密になる(集団的自衛権が導入される)としても、安保体制の中で自由に行動できるようになるわけではない。重要なのは、日本の政党が軍国主義の過去と決別することだ。首相や議員による靖国神社の参拝は、隣国の目には挑発として映る。(翻訳・編集/岡本悠馬)