社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
2015年3月9日、タイ南部プーケットのパトンビーチで、両脚の無いプロサーファーがギャングたちから暴行を受ける事件が発生したと地元Webサイトが伝えた。
【その他の写真:パトンビーチ周辺は夜になるとナイトライフエンターテイメントで盛り上がるため、身の安全にはさらに気を付けなければならないだろう。(西尾康晴 撮影)】
被害者はデンマーク出身のフレッドさん(48歳)。彼は両脚が無い世界で唯一のプロサーファーとして知られ、 Facebookファンページ「Wet Wheel Surfer」は7万1000人以上ものフォロワーを誇る。
フレッドさんはこの日の朝7時、波のコンディションを見るために車椅子でパトンビーチへと出掛けた。そのとき、5、6人のギャングがフレッドさんに接近。車椅子に手をかけ、仲間から仲間へ車椅子をパスするゲームを始めたのだ。
フレッドさんは若者たちに「止めてくれ」と言ったが受け入れてもらえず「観光客が俺たちにそんな口を聞くんじゃない!」と罵声を浴びせられると、車椅子ごと倒されて砂浜に投げ出された。
ギャングたちは倒れたフレッドさんに容赦することなくキックの嵐。フレッドさんは肋骨を骨折したうえ、鞄に入っていた現金を奪われた。
タイ屈指の観光地で、夜間ではなく朝に起こった事件だけに衝撃は大きい。
フレッドさんは「彼らは現金が目当てではなくクスリを服用し、正常な判断が出来ない状態だったのだろう」と分析している。
監視カメラを解析しているが、いまだ犯人は捕まっていない。
プーケット警察署のウォールブラウンさんは「これは、映画『時計仕掛けのオレンジ』の恐怖シーンのようだ」とコメント。暴力事件を名作映画に例えるのは、どうなのだろうか…。
【翻訳/編集:西尾 康晴】