社会そのほか速
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2014年12月18日・19日に開催された情報セキュリティカンファレンス「CODE BLUE」。世界各国のスペシャリストを招いての同カンファレンスには、前回を上回る430名近くが来場し、初開催と比べてインパクトが薄れがちな2回目のジンクスを乗り越え、大きな成功を収めた。そんなCODE BLUEを裏で支える事務局の篠田 佳奈 氏は、今回の成果についてどう感じているのか。その手応えや今後の展望について話を聞いた。
――オープニングで登壇されたとき、初開催のときよりもリラックスしたように見えました。
あのときはとても疲れていて、いろんなものが削ぎ落ちていたから、そう見えたのかも(笑)。でも、精神的な意味では1回目よりも少し気持ちがほぐれていたかもしれません。
――第2回が終わって、篠田さんご自身は成功と感じていますか。
そうですね。2回目というのは、どうしても1回目と比べてインパクトが薄くなるので、メディアでも取り上げられにくく、CFPも来場者も集まりづらいという実情があります。それが蓋を開けてみると、来場者は昨年を上回る人数となりました。技術の話は難しいからと二の足を踏んでいた人も来場してくれたと耳にしたときは、とても嬉しかったです。NHKやWired含むメディアでも大々的に取り上げられたことも、大きな成果と感じています。
また、講演者にも恵まれました。CFP(論文募集)には40数件の応募があり、どれも粒ぞろいで選考は大変でした。最終的には15名の招待が決まったのですが、プレゼン型講演会「TED」で2014年の最有力スピーカーに選ばれたケレン・エラザリ氏や、「Kaspersky Security Analyst Summit」で優秀スピーカーのトップ3に入るデイヴィッド・ジャコビィ氏など、そうそうたるメンバーが来日してくれました。
物理セキュリティのリスクについて講演したインバー・ラズ氏は、会場内の物理セキュリティを暴くという即興を披露し、会場を沸かせました。さらに、Googleのぜい弱性報告プログラムのランキング「0x0A List」でバグ報告者のトップ3に入るキヌガワ・マサト氏は、バグハンターの生き方を語りました。キヌガワ氏のような内容の講演は、他の国際会議を見ても初めてだと思います。いずれも人気の高い講演でした。
――こうやって振り返ると、本当にすごいメンバーが一堂に会したのですね。…