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見違えるようなパフォーマンス。調子を取り戻した香川
バイエルンとのDFBポカール準決勝、香川真司は先発が濃厚だ。ドルトムントをドイツの強豪に引き上げたユルゲン・クロップ監督の下での最後の大一番、クラブにそして恩師のためにも香川にはゴールという大仕事が期待される。
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「ロッベンここに再び!」としたのは、2015年4月27日付の独大衆紙ビルトである。26日のバイエルンのチーム練習に、ベナティア、そしてロッベンが復帰した。ビルト紙はトレーニングで跳躍するロッベンの姿を大きく掲載して、「ドルトムントはこの写真を恐れなければならない」と記した。
28日にはDFBポカール(ドイツカップ)の準決勝、バイエルン対ドルトムントの一戦がミュンヘンで行われる。26日にリーグ優勝を決めてさらに3冠を目指すバイエルンと、退任するクロップの最後をポカール優勝という最高の形で飾ろうとするドルトムント、両者にとって紛れもない大一番である。
27日付のキッカー紙はバイエルン戦のドルトムントの先発予想を次のとおりとする。布陣は4-2-3-1である。
【GK】ランゲラク、【DF】右SBドゥルム、右CBソクラティス、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ダブル・ボランチにギュンドアン、ベンダー、2列目は右からブワシュチコフスキ、香川真司、ロイス、【FW】オーバメヤン。
香川はトップ下での先発予想となっている。
このクロップ体制では最後の大一番とも言えるバイエルン戦で、香川が先発する可能性はいよいよ高い。11日に行われたボルシアMG戦でのパフォーマンスが嘘だったかのように、その後の2連戦、パーダーボルン戦、フランクフルト戦を通して好調を維持している。
何より2戦連続でのゴールという結果を残した。ロイスはフランクフルト戦から復帰したが、まだ動きは重く、バイエルン戦では香川により一層の働きが要求されることになるはずだ。
しかし香川に求められる役割は、これまでとは違ったものとなるかもしれない。ラーム、チアゴの復帰もあってバイエルンには、例えばアロンソを経由するといった“中心”が存在しなくなったところがある。
決勝進出、タイトル獲得へ。ゴールという結果を
CLの準々決勝、1-3で折り返して追い詰められたポルトとの第2戦では、ラームを右の高い位置に置いて起点とし、ロングボールも交えてパススタイルにも変化が見られたように、プレッッシングのハメどころとしての中心は消え失せてしまった。…