あなたは今、自分の好きな仕事をしているだろうか？　「している！」とすぐに答えられる女性は幸せである。

　筆者はもう15年以上ライター職に就いているが、これが自分の才能を生かせる職業だと信じている。そのほかにこの仕事について気に入っていることといえば、普段は会えない人に会え、話を聞けることだ。

　そこで今回は、筆者のそんな貴重な出会いを分かちあうために、今までインタビューしてきたビジネス・エグゼクティブの言葉や態度から、“ビジネスで成功する要素”についてを紹介しよう。

　■1：自分の好きな分野で働くこと

　ビジネスでもエンターテインメントでも、成功する人々は大抵自分の愛する分野で働いている場合が多い。

　逆に言えば、たとえ高収入を得ていてもそれが自分の嫌いな仕事であれば、けっして幸福感は得られないし、成功したとも言えないだろう。

　成功するために大事なのは、できれば若いうちから自分、そして自分の才能についてを知り、好きな分野で働くための道を少しずつでも進んでいくことだ。

　■2：ゴールを設定すること

　ある有名ホテルの女性総支配人は、ホテル業界で働き始めたときから、いずれは総支配人になりたいと思っていたそうである。

　彼女は、高校生のときアルバイトから始め、約35年後に自分の一番働きたかったホテルの総支配人に就任したそうだ。

　成功するためには、ゴールを設定し、それに向かって前進するのが一番近道。目的意識もなく「ただなんとなく」働いているだけでは、どこに到達していいのかもわからなくなってしまう。

　■3：冒険心を持ちつづけること

　国際的なビジネスの場で活躍した後にハワイに移住、所有する会社の実質的な経営を家族に任せて引退生活を楽しむエグゼクティブは、「運命が与えてくれたチャンスを逃がさず、逆境も利用して成功への切符をつかんだ」と話す。

　まさに波乱万丈の人生を歩んだ彼は、「どんな困難があっても、別の角度から見れば、それをチャンスに変えることができる」と断言。

　「冒険心を忘れずに、なんでもフレキシブルに考えること。そして、たまにはリスクを背負うことも大事」と話している。

　■4：夢を諦めず、努力を惜しまないこと

　国際機関での任務を終え、念願のハワイで教鞭を取りつつ、引退生活を送る医師。彼は大学卒業後にまったく関係ない職を転々とした後、一念発起して勉強しなおし医師になったそうだ。

　そして、国際機関で働くことに憧れ、何度も応募したが、そのたびに落とされていたという。…