社会そのほか速
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部下を叱れない大人が増えている。嫌われたくない、世代間ギャップ、叱られた経験が乏しい……要因は様々だが、働き盛りのビジネスマンの多くが「叱れないこと」を解決できないまま、そのストレスを抱え続けている。
そこで「For M」は、各界で活躍中の著名人に「叱り方」をテーマとするインタビューを敢行。成功者・人格者ならではの「哲学」を通じて「叱ること」の意味やその必要性、アプローチ方法を学んでもらいたい!
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連載第1回目にご登場いただくのは、朝の情報バラエティ番組『スッキリ!! 』のリポーターとしてお馴染みの阿部祐二さん。「加藤さん、事件です」が口癖で、刑事さながら、あらゆる難事件にも果敢に挑む「熱いオジサン」は、オンエアの裏側でもキャラがブレることなく、熱かった!
◆「相手に『ありがとうございます』と言わせてこそ、愛情のある叱り方だ」
●叱ったからにはその倍以上、ケアが必要
──いきなりですけど、阿部さんはズバリ「叱る人」なんですか?
阿部:まず、月並みなことを言えば、「叱られなくなったら終わり」だと。僕はそういう認識だから。小さい頃から、僕は叱って欲しかった。叱ってくれるってことは相手が自分のことを気にしている、そう思っていたから。今はコレのまったく逆。もう僕くらいの年齢になったら、ADもディレクターもぼぼ年下じゃない? だからものすごく叱りますよ。叱るどころじゃない。怒鳴る。かなり厳しいことも言います。
──じゃあ、現場でもかなり怖がられている?
阿部:そんなことはたぶんない。「俺はね、お前のここを期待してるんだよ」「お前なら絶対できると思ってるから」みたいなフォローを忘れないから。本当に「できる」と思っているから。叱ったからにはその2倍はケアしなければダメ。そうすれば、(叱られた側は)その日は相当へこんでも、次の日にはほぼ確実に僕のところへ挨拶に来るの。「阿部さんの言われたとおりでした。すみません」って。
●暴力を使うのは下の下の行為
──叱るときは手を出したりも?
阿部:手は絶対に出さない。壁や椅子をドーンと蹴りつけたりはよくするけど(笑)。とにかく相手のことを真剣に思って、心を込めて言うようにしている。暴力的な手段に訴えることは下の下の行為。自分がなにを考えているかを相手に伝えるには言葉しかないんですよ。「鉄拳が愛情」なんて言うヤツもいるけど、僕に言わせれば言葉の表現力がないから暴力で誤魔化しているだけ。…