学生時代、あなたのクラスにもテスト前に「全然勉強してない」と言いながら、自分だけ100点をとる“抜けがけ”女子がいたはず。同じように、「ダイエットなんてしてないよ」と言いつつ、いつもスリムな体型をキープしている“痩せ子”に、「嘘ばっか！　絶対なんかしてるでしょ」と内心イラッとしたことがないだろうか。

　一緒にいるとき、特に目立った努力をしてなさそうな痩せ子でも、その自宅キッチンにはきっと、なんらかの秘密が隠されているはず。

　そこで今回は海外の研究サイト『SCIENCE OF US』の記事を参考に、痩せ子のキッチンの秘密をお見せしよう。

　■1：キッチンのカウンター上に食料がない

　英語の諺で“Out of Sight, Out of Mind（去る者日々に疎し）”というものがある。これは、“見えないものは忘れ去られていく”という意味だが、痩せ子はキッチンの見える場所に食料を置かず、食べ物への興味を自然となくすようにしているのだ。

　お腹は減っていないのに“目が欲しがる”のを予防しているわけである。

　■2：ヘルシーな食べ物を常備している

　痩せ子宅の食品庫を開けると、そこにはチアシードやキヌアなどスーパーフードの箱があったり、冷蔵庫にはアボカドや卵、各種野菜、ココナッツミルクなどのヘルシーな食材で満載であったりする場合が多い。

　自宅にまったく食料がないと、かえって高脂肪、高塩分のお弁当を買って帰ったり、外食したり、コンビニで不健康なお菓子を買ってしまったりすることに。

　お腹が空いたら、さっと簡単に料理できるヘルシーな食材をひととおり揃えておこう。

　■3：シリアルの箱が隠れている

　時間がない朝に便利なのがシリアル。痩せ子宅にもあるが、彼女は滅多にこれを食べないため、いつもは食品庫に隠してある。

　ある研究によると、シリアルの箱をキッチンの見える場所に保管し、お腹が空くと一日中ボリボリ食べている人は、そうでない人より平均10キロも体重が増加する確率が高いそうだ。というのも、ヘルシーなフリをして、シリアルには大量の砂糖が使われている場合が多いからである。

　シリアルを購入する際は表示をよく読み、糖分の少ないヘルシーなものを買って食品庫の中にしまっておこう。

　以上、痩せ子宅キッチンがあなたのキッチンと違う点を指摘したが、いかがだろうか？　こうやってあらかじめ“痩せるための環境作り”をしっかりすることで、特に大それたことをしていなくても体重は自然と減っていくはずなのである。

　痩せ子が「何もしてない」と言うのは、あながちウソではないかもしれない……。