社会そのほか速
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大相撲春場所(大阪・ボディメーカーコロシアム)が8日に開幕。いつもなら早春の場所らしくウキウキした気分に包まれるが、今年は重苦しい空気が立ち込めている。史上最多を更新する34回目の優勝を目指す白鵬(29)が心を閉ざし、とげとげしい態度を見せているからだ。
発端は初場所優勝の一夜明け会見。取り直しになった稀勢の里戦の勝負判定に「勝っていた相撲。子どもがみてもわかる」と不満をもらした。スポーツ界の判定は神聖なもの。横綱らしからぬ発言に批判が集中、これに反発するように無言になった。
先月23日の番付発表会見で「自分の考えだけは伝えた」と触れたが、いまだに発言の真意の説明や謝罪はない。稽古を打ち上げた今月5日も何も語らず、夜の激励会では報道陣を閉めだした。問題発言から1カ月以上が経過したが、心のしこりは溶けないままだ。
言いたいことがあるなら話し、相手の言い分も聞かないと物事は進展しない。場所が始まっても、花相撲のときのように報道陣に背中を向け、壁を向いて座るのか。大横綱の名にふさわしい振る舞いに戻るのか。相撲は心の持ちようが大事だけに対応が注目される。
その白鵬の初日の相手は小結妙義龍、2日目は佐田の海。日馬富士は初日に新小結の玉鷲、2日目は栃煌山。鶴竜は初日に逸ノ城、2日目は妙義龍と決まった。 (大見信昭)