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ソフトバンクの王貞治会長が自身の持つ1967得点の日本記録に並んだマーリンズのイチロー外野手を祝福した。
イチローは24日(日本時間25日)のナショナルズ戦で5回2死からショートへの内野安打で出塁すると、エチャバリアのヒットで二塁に進塁。ピッチャー・レイトスのセンター前への同点タイムリーで生還した。これで米国で1309得点となり、日本での658得点と合わせ、日米通算で1967得点に到達。2006年の第1回WBCで監督を務め、イチローも尊敬する王氏に並んだ。
これに関し、王氏は球団を通じて「どんな記録も破られ、更新されるべきもの。この記録も、いずれ、彼に更新してもらえると思っていました。(MLBには)まだ上の記録があるんだから、これからも積み上げていってほしいね」と祝福のコメントを発表した。
○ オリオールズ 5x - 4 レッドソックス ●
<現地時間4月25日 オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ>
レッドソックスの上原浩治が現地時間25日、敵地でのオリオールズ戦の延長10回に3番手として登板。味方が奪った1点のリードを守り切ることができず、2失点でサヨナラ負け。今シーズン初黒星を喫した。
3-3で延長戦に突入した試合は10回、レッドソックスがボガーツの一発で勝ち越し。1点のリードを奪い、裏のマウンドを守護神・上原に託す必勝パターン。
ところが、先頭のアダム・ジョーンズにライトへと運ばれ、右翼手が飛び込んで打球を後逸する間に一気に三塁まで進まれる三塁打を許すと、続くデービスの犠飛で1点を失う。
同点にはなったものの、一死走者なしで仕切り直しとなったが、続くロウに6球目のスプリットを捉えられ、ライトスタンドへのサヨナラ弾。打者3人、14球を投じる間に2点を奪われ、まさかの黒星を喫した。
開幕から4試合連続無失点投球で3つのセーブを記録していた上原は、今シーズン5試合目にして初の失点。1/3を投げて被安打2、2失点で防御率は4.15となった。
日本ハムが1軍キャンプ地の沖縄・名護から撤退することが25日、分かった。来年2月から拠点を移す。
【写真】名護キャンプ 4番中田が開幕投手大谷154キロを豪快弾
かねて球団と日本ハム選手会の双方で、老朽化が著しい名護市営球場の改修を要望していたが、具体的な進展はなく平行線。練習環境が年々、悪化しており、選手の調整面などを勘案して苦渋の決断に至った。他球団に先駆け、78年から沖縄でキャンプを張ったパイオニア球団だが37年間の歴史に、幕を閉じる。
来春以降のキャンプ地は複数の関係者によれば、多くの大リーグ球団の拠点とし、施設が充実している米アリゾナを最有力に最終調整中。オープン戦が本格化するまでに帰国するプランのよう。その際、2月下旬の一時期間だけ名護を使用する可能性は残されているが、事実上の撤退となる。
◇ナ・リーグ マーリンズ3―2ナショナルズ(2015年4月24日 マイアミ)
マーリンズのイチローは24日、マイアミで行われたナショナルズ戦に「7番・左翼」で4試合連続で先発出場し、3打数1安打1得点だった。
【写真】5回に遊撃内野安打を放つマーリンズのイチロー
0―1で迎えた5回の第2打席は遊撃への内野安打で出塁。続くエチャバリアの中前打で二進し、レートスの中前適時打で同点のホームを踏んだ。
イチローはこの得点で日米通算1967得点(日本658+メジャー1309)となり、ソフトバンクの王会長が持つ日本プロ野球記録に並んだ。
3回の第1打席は一塁へのライナー、7回の第3打席は2死無走者で一ゴロに倒れたが、3打数1安打と4試合連続の安打で打率は.263となった。
試合は、4回にナショナルズがデスモンドの二塁打を足場に築いた1死三塁でハーパーが中犠飛を放ち先制。マーリンズは5回、イチローの内野安打からの4連打で逆転した。ナショナルズも6回にハーパーのタイムリーで追いついた。だが8回、マーリンズはエチャバリアが二塁打、ゴードンが二塁への内野安打の1死一、二塁でプラードが右前適時二塁打を放ち勝ち越した。
マーリンズは今季初の3連勝を飾り、同じナショナルリーグ東地区の3位のナショナルズに1ゲーム差に迫った。
この日、試合前にはマーリンズ正左翼手のイエリチが15日間の故障者リスト(DL)入り。イチローは21日から4試合連続の先発出場で4試合連続安打を記録と、存在感を示している。
前日に王貞治の最多得点記録1967を日米通算で一つ抜いたイチローが、この日も本塁を踏んだ。四回、二塁内野安打で出塁すると、続く8番ヘチャバリアの三塁打で本塁へ。通算1969度目のホームインとなった。
試合後、報道陣にクラブハウスが開放されると、イチローのロッカーには、グラウンドからはぎ取られたホームベースがあった。前日、記録達成したときに踏んだもので、試合前に贈られ、チームメートと記念撮影もした。イチローは「みんなが集まってくるから何が始まるのか、と思っていたら、僕のことでした。感激でした」。記録に関する記念のバットやボールは持っているが、本塁ベースをもらったのは初めてという。「うれしかった。それもこれも、王監督の記録だから。サダハル・オーのすごさですよ。監督の偉大さが改めて分かりました」(マイアミ=村上尚史)