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第87回選抜高校野球大会は21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で12日間(準々決勝翌日の休養日を含む)にわたる熱戦の幕を開ける。出場32校のうち、頂点に立つのはどのチームか。20日に開会式リハーサルがあり、開会式は21日午前9時から行われる。
◇3校軸に優勝争い…仙台育英、大阪桐蔭、浦和学院
優勝争いは、昨秋の明治神宮大会を制した仙台育英(宮城)と、史上5校目の夏春連覇に挑む大阪桐蔭、明治神宮大会準優勝で2年前のセンバツを制した浦和学院(埼玉)の3校が軸になる。
東北勢初の甲子園優勝を目指す仙台育英はエース佐藤世、3番・平沢を中心に総合力が高い。だが、厳しい戦いが続く。準々決勝までに、昨夏の甲子園4強の敦賀気比(福井)やチーム打率4割超の東海王者・静岡と対戦する可能性がある。大阪桐蔭との大一番が予想される準決勝を勝ち抜けば、一気に頂点まで駆け上がりそうだ。
その大阪桐蔭は、エース左腕・田中、中軸の福田、青柳、藤井が優勝した昨夏の甲子園を経験しているのが強み。昨秋の公式戦は9試合で1失策と守りも堅い。明治神宮大会4強の東海大菅生(東京)との初戦は春夏連覇した3年前と同じ開幕日。日程的にも恵まれている。
浦和学院は、史上3校目の春連覇を目指す龍谷大平安(京都)との初戦が鍵を握る。切れ目のない浦和学院打線が龍谷大平安のエース左腕・高橋を攻略できるか。完投能力のある江口、小倉の両左腕をそろえているだけに、連戦も苦にならない。
残るゾーンの有力チームは、天理(奈良)と二松学舎大付(東京)。近畿大会を制した天理は投打のバランスに優れ、二松学舎大付は昨夏の甲子園を経験した大江−今村のバッテリーが健在だ。
甲子園練習で力強い打球が目を引いた常総学院(茨城)は昨秋からの成長が著しい。開幕試合で顔を合わせる八戸学院光星(青森)と九州学院(熊本)、さらには昨夏の甲子園8強の健大高崎(群馬)、プロ注目の右腕・高橋擁する県岐阜商も上位進出の可能性を秘める。【武藤佳正】