サッカー日本代表監督に決まったハリルホジッチ氏の就任会見全文は以下の通り。
　
　　◇「日本代表と大きなことを成し遂げようと思う」
　
　　こんにちは。ボンジュール。ここに来ることができてとてもうれしく思います。日本ではフットボールが本当に人気があると思っています。大仁会長をはじめ日本サッカー協会の方々からもありがたいお言葉をいただき、私はここに来ることにしました。ここで戦うことがほんとうにうれしく思いますし、大きな責任があると感じています。私は日本代表と大きなことを成し遂げようと思っています。
　
　　日本サッカー協会以外にもいろいろなところからオファーがありました。クラブからもありました。なぜ日本を選んだかというと、私のメンタリティーに似たものを持っていると思ったからです。厳しさ、規律、敬意、真面目さ。フットボール界で大事なものを兼ね備えていると思ったからです。
　
　　ブラジルＷ杯後、日本代表は成績が下がってきましたが、彼らは復活するのに十分なクオリティーを持っています。日本はＦＩＦＡランキングで５５位（最新ランキングでは５３位に浮上）ですが、数年前はもっといい成績でした。私がアルジェリア代表に来たときはＦＩＦＡランキング５２位でしたが、３年私と仕事して１７位になりました。私は確信しています。日本代表もそれと同じことができます。そのために私は来ました。まず第一の目標はロシアＷ杯に出ることです。Ｗ杯には参加するだけでなくさらに上を目指したいと思っています。１次リーグを突破し、決勝トーナメントに進出したいと思っています。
　
　　そして皆さんにお願いしたいのは少しやっぱり時間をいただきたいということです。少しだけ我慢して辛抱づよく見ていただければよい仕事をして、よい結果を出したいと思います。日本のフットボールを皆さんと国全体で盛り上げていきたいと思ってます。
　
　（以下質疑応答）
　
　　−−日本サッカーの印象、課題は。どうすれば世界のトップと戦えるか。
　
　　この２週間、ビデオを見てきました。ブラジルＷ杯、それからこの前のアジア杯も見ました。全試合見て分析しました。結果はすべて良かったと思わないですが、彼らは本当にクオリティーを見せたと思っています。しかし少し自信を失っているかもしれません。私は負けるということは大嫌いです。負けたときには少し病気になってしまいました。私がいつも口にする一言目は勝利です。例えば世界で一番強いチームとこれから試合をするというときでも勝つトライをしようと。…