社会そのほか速
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モンゴルの新怪物が視界不良に陥った。大相撲の幕内・逸ノ城(21)=湊=が3日、東京・千代田区での靖国神社奉納相撲に参加。医師から「コンタクトレンズ禁止令」を受けたと明かした。先月31日の兵庫・姫路市巡業で誤った使用法が原因で右目が腫れ、待ったがかかった。
「だいぶ良くなったけど(医師に)しばらくつけるなと言われた」と逸ノ城。「詳しいことは分からない」という視力は0・2程度で、関取になった昨年5月頃から毎日交換するソフトの使い捨てを愛用。だが「(毎日の交換は)面倒くさい」とつけっぱなし。今回も1~2週間、外さずにいたことがたたった。師匠の湊親方(元幕内・湊富士)にも「それはダメでしょ」と言われたという。
現在は毎日3種類の目薬を差して治療し、眼鏡をかけるか裸眼で対応。「ちょっと見にくい。遠くにいる人の顔とか。今は本場所じゃないから大丈夫。本場所ではつけないといけない」と頭を抱えた。視力が悪いと自覚したのは、故郷で移動式テント「ゲル」で生活していた8歳の頃。父のアルタンホヤグさんに羊など家畜の世話を頼まれたが、広い高原だと見つけられなかった。家族や周辺に住む人々は視力がいいそうで「なんで(自分だけ)なのかな」と首をかしげた。
大関候補の最右翼として注目されてきたが、同じ飛行機で来日した関脇・照ノ富士(23)=伊勢ケ浜=が先場所で13勝。「ちょっと(重圧が)楽になりました」と本音も漏らした。夏場所(5月10日初日・両国国技館)では三役復帰が確実。年内目標の大関昇進へ、視界良好といきたい。(安藤 宏太)