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稀勢の里(左)は照ノ富士を寄り切りで下す=15日、大阪・ボディメーカーコロシアム
快進撃を続ける新鋭に、大関の意地を見せつけた。稀勢の里が、勝ちっ放しだった照ノ富士に土をつける白星。注目を集める相手を倒し、「自分は自分だから」。ぶっきらぼうな言葉とは裏腹に、明るい表情が戻ってきた。
先場所は、得意の左四つに持ち込みながら攻め切れず手痛い黒星を喫していた。この日は得意のおっつけが生きた。左から押し込んで先制し、左差しに成功。今度は右おっつけから、右をこじ入れてもろ差しに。相手が巻き替えにくる機を逃さず、こん身の力で寄り切った。
今場所は初日から2連敗し、早々と話題の中心から去った。それでも気持ちは切らさなかった。「自分を信じて稽古したからね。その気持ちでやり続けただけ」。ようやく存在感を示した形だ。
既に3敗を喫し、優勝争いからは遠い位置にいるが「徐々に良くなっている。いい感じで自分でも楽しみ」。連勝を重ねて早くも単独トップに立つ白鵬を止める最右翼として期待される大関に、ようやく景気のいい言葉が飛び出した。