社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
15日、PUMA CUP 2015 第20回全日本フットサル選手権大会の決勝戦が代々木競技場第一体育館で行われ、日本一のチームが決定。デウソン神戸を倒した名古屋オーシャンズが大会史上初の3連覇を達成し、同時に国内フットサルで初めての4冠を成し遂げた。
チーム一丸となった戦いで勝ち進み勢いに乗っている神戸が名古屋にどう挑むのかに焦点が当たった試合は、序盤から緊張感に溢れる展開となった。名古屋がキープして攻め込む時間が続いていくが、神戸は集中した守備で対応。名古屋のエース森岡薫やセルジーニョといった仕掛けられる選手を相手にしても、粘り強い守備で体を張って食らい付く。逆に神戸はカウンターからチャンスを作り出していたが、スコアを動かせないまま試合を折り返した。
後半に入って決定機を作ったのは神戸。1分にカウンターから左サイドの渡井博之に展開するとファーポストでフリーの西谷良介へとパス。しかしこれを決めることができず、さらに直後に迎えた一対一の場面でも渡井のシュートはGK篠田龍馬に防がれてしまう。得点機を逸したことで、徐々に名古屋が攻勢を強めていく。すると30分、右サイドを突破したセルジーニョがシュートを放つと、これがDFに当たり方向が変わってゴール。名古屋が先制に成功する。
しかし神戸もすぐさま切り替えて攻め込むと、中央の相井忍からのパスを右サイドの山元優典がダイレクトでゴールに流し込み同点に追い付いた。互いに譲らぬ試合は終盤へと突入するが、試合を決めたのはやはり森岡だった。左サイドでボールを持つと、DFの森洸と対峙。そして間合いを計りながら一気に左へと加速して左足を振り抜き、強烈なシュートをゴールネットに突き刺した。
それまで森岡との一対一を何度も防いできたが、ついに均衡を破られてしまった。神戸にとっては手痛い1点となったが、そこからGKを渡井と交代してのパワープレーを開始。36分には決定機を作ったがゴールを奪うことができない。そして38分、ラファエル・サカイに決定的な1点を決められてしまい万事休す。会場の興奮を誘う決勝戦は名古屋が勝利し、3年連続で大会王者に輝いた。
ビクトル・アコスタ監督、試合後の記者会見で喜びとともに選手への感謝の思いを口にする。「シーズンを通してケガ人も多い中で目標にしていたすべてのタイトルを獲れた。選手はしっかりとやってくれた。この場を借りて感謝したい」。…