タイ・パタヤで開催されている「PTT タイランド・オープン」（2月9～15日／賞金総額 25万ドル）。
　　土曜日に行われた準決勝で、ダニエラ・ハンチュコバ（スロバキア）が2本のマッチポイントをしのいでマリーナ・エラコビッチ（ニュージーランド）を4-6 6-3 7-6(3)で破り、決勝に進んだ。
　　ハンチュコバは31歳。2011年と12年に続く、3度目の優勝を目指している。今大会で3度目の優勝を果たした選手はまだいない。
　　決勝のハンチュコバは、アイラ・トムヤノビッチ（オーストラリア）と対戦することになる。トムヤノビッチは準決勝で第7シードのモニカ・プイグ（プエルトリコ）を7-6(4) 5-7 7-6(7)で倒しての決勝進出だ。　　プイグは勝ち残っていた唯一のシード選手だった。
　　第1セット第5ゲームでのハンチュコバは、バックハンドのスライスをネットにかけてブレークを許し、そのままセットを失った。第2セットは取り返したものの、第3セットでふたたびエラコビッチのスライスに手こずり、3-5とリードされた。
　　ハンチュコバはブレークバックに成功して4-5とし、そのあと、2本のマッチポイントをしのいで、さらにブレークに成功。6-5と逆転した。
　　エラコビッチもすぐにブレークバックして試合はタイブレークにもつれたが、最後はハンチュコバがサービスエースを決めて試合に勝利した。(C)AP
　※写真は全豪オープンでのハンチュコバPhoto:MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 20: Daniela Hantuchova of Slovakia plays a backhand in her first round match against Shuai Zheng of China during day two of the 2015 Australian Open at Melbourne Park on January 20, 2015 in Melbourne, Australia. (Photo by Hannah Peters/Getty Images)アメリカ・メンフィスで開催されている「メンフィス・オープン」（2月9～15日／賞金総額 58万5870ドル／室内ハードコート）の6日目。シングルス準決勝で、第1シードの錦織圭（日清食品）がサム・クエリー（アメリカ）を5-7 7-6(5) 7-6(5)で倒して3年連続となる決勝進出を決めた。試合時間は2時間41分。
　　錦織とクエリーは2008年から今回で6度目となり、これまではクエリーの3勝2敗。前回の対戦は昨年8月のワシントンDC（ATP500／ハードコート）の2回戦で、そのときは錦織が6-4 5-7 6-4で勝っていた。
　　錦織は2013年大会の決勝で、フェリシアーノ・ロペス（スペイン）を6-2 6-3で下してツアー3勝目。昨年はディフェンディング・チャンピオンとして第1シードで出場し、決勝でイボ・カルロビッチ（クロアチア）を6-4 7-6(0)で倒して自身初の大会連覇を達成している。
　　錦織は大会史上初の3連覇をかけた決勝で、第2シードのケビン・アンダーソン（南アフリカ）と対戦する。アンダーソンは準決勝で、ドナルド・ヤング（アメリカ）を4-6 6-3 6-4で下しての勝ち上がり。
　※写真は全豪オープンでの錦織圭
　（テニスマガジン／Tennis Magazine）