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日本サッカー協会(JFA)は12日、日本代表の新監督にヴァイッド・ハリルホジッチ氏の就任を正式に発表した。
日本代表の指揮を執るにあたり、就労ビザの取得が間に合わないのではということが懸念されていたが、これについて霜田正浩技術委員長は、「承認のタイミングで現地に連絡を取り、現地で就労ビザの発行が降りていると確認が出来てますので、本日、フランス時間の夕方のフライトで日本に向かいます」とし、「3月の指揮は間に合います」と断言した。
日本代表は3月に2つの親善試合が予定されており、ハリルホジッチ監督の初陣は27日のチュニジア戦(大分)とな。その後、31日にウズベキスタン戦(東京)を戦い、6月から始まるW杯予選を迎える。
ハリルホジッチ監督は日本人選手、特に海外でプレーする選手についてはよく理解をしているようだ。
霜田氏は「監督の口から聞いてもらうのが一番いい」としながらも、「僕らが伝えなくても分かっています。日本人のプレーのストロングポイント、あるいはウィークポイントも含めてこの部分を伸ばしていけば世界と十分戦えるという点はいくつか挙げてました」と話し、既に日本人選手を分析していることを明かした。
具体的な日本人選手のストロングポイントとして「俊敏性、持久力、勤勉性」を挙げていたようで、ハリルホジッチ監督は世界と戦うイメージを持っていると話した霜田氏。
一方で、課題については「まだ始まる前なので、ネガティブなことを言わない方がいいのかなと思う」と前置きした上で、「そこも理解した上で日本人がまだまだ伸びると言ってくれている」と明言を避け、今後の目標については「まずはW杯に出ること。そのために連れてきた」とした。
ハリルホジッチ監督初采配までおよそ2週間となった新生日本代表。ハリルホジッチ監督は、どのようなメンバーを選び、どのような戦い方を見せてくれるのだろうか。