社会そのほか速
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特に、企業から採用を断られる体験を一度でもした人は、挫折感を引きずっているかもしれませんね。
挫折はつらい経験ですが、長い人生、避けて通ることは難しいものです。一生懸命作った企画書がボツになる、営業活動でライバル企業に負ける、同期が先に昇進する……。
働き始めると、挫折感を味わいそうな事態が、様々な場面で想定されます。就職活動での挫折体験は、社会人としての試練のスタートといえます。
ただ、こうした挫折は、若いうちから少しずつ経験しておいた方がよいと思います。将来、部下をもつ立場になってから初めて大きな壁にぶつかると心が折れてしまうかもしれません。
挫折は心を強くする薬。早いうちから免疫力をつけておいた方が後々の備えになるのです。
それに、つらい体験を乗り越えた人は人間的魅力が増します。心が強くなり頼もしく見えるうえ、つらい人の気持ちがわかり、思いやりの心が育まれるからです。就職活動を乗り越えて成長できたと感じる人もいるのではないでしょうか。
どんな挫折も最もつらいのはその瞬間。あとは少しずつ時間が癒やしてくれるものです。働きはじめてからも、壁にぶつかったら、今、自分は心を強くするトレーニングをしているんだと考えなおしてみましょう。(フィールワークス代表)
(2015年1月6日の読売新聞朝刊に掲載)