社会そのほか速
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今の大学3年生の就職活動が本格化するのは、来年3月からですが、そろそろリクルートスーツの購入を検討する人もいるでしょう。
すでに購入しインターンシップ(就業体験)や業界研究会などにリクルートスーツを着て参加する学生もいます。
ただ、インターンシップなど本来は採用と直結しないイベントに、スーツを着て参加する必要はありません。合同説明会など就活の初期の段階でも、入学式のときに着たスーツや親族のお下がりを活用すれば、間に合うことが実は多いはずです。
スーツを着る意味が本当にあるのは、面接などで自分をアピールするチャンスがあるときです。「リクルートスーツの色は、黒が無難」などとよく言われますが、同じ色でも、スーツの型、シャツとの組み合わせなど「着こなし」によって相手にどう見られるかは変わってきます。
このため、リクルートスーツを購入するときは、店員さんに、着こなしも含めたアドバイスを受けるといいでしょう。スーツの色やタイプは、志望する業界によって、どこまで許容されるかが、大体決まっています。そうした情報を把握している大手紳士服チェーンもあります。「自分はこういう人に見られたい」といった点や予算なども店員さんに説明して、最適なスーツを選んでください。
リクルートスーツの購入は、業界研究や自己分析の延長線上にあるともいえます。自分をアピールするツールとしてもっと活用すべきです。(人材コンサルタント)
(2014年12月16日の読売新聞朝刊に掲載)