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千葉県成田市の老舗和菓子店「米屋」の研究開発副統括、白鳥正俊さん(62)が、全国和菓子協会(事務局・東京都渋谷区)から「伝統和菓子職」として認定され、表彰された。
白鳥さんは「いろいろ(商品を)作ってきたが、まさか認定していただけるとは」と話している。
白鳥さんが認定された「伝統和菓子職」は、伝統的な和菓子の製法を守り、優れた技術を有する人を認める。同協会による「伝統和菓子職」部門の認定は3回目。今回を含め、全国でこれまでに25人が認定を受けている。
白鳥さんは、千葉特産のピーナツの甘煮とペーストを取り入れた「ぴーなっつ最中」(1998年発売)の開発・製造に中心的に携わったことが功績として認められた。同協会によると、油分の多い落花生を、もなかとうまく調和させて商品を開発し、長年にわたり支持を得ている点が高く評価できるという。米屋によると、商品の生産数は年間約800万個で、年々増加傾向にあるという。
白鳥さんは74年に米屋に入社。ぴーなっつ最中の開発当時は、本社の工場長を務めていた。開発には6か月以上費やした。
今後は、高齢社会を見据え、「お年寄りが和菓子にどんなものを求めているのかを探っている。大手も参入しているが、手つかずの部分を見いだしていきたい」と抱負を語っている。