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“ノイズ”~ざらっとした違和感で考える多様性

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“ノイズ”~ざらっとした違和感で考える多様性

“ノイズ”~ざらっとした違和感で考える多様性 

  子育てはもっと自由に、もっと楽しくなる。

  それを実現するために必要な「子連れスタイル」を社会に浸透させていこうと、前回(子ども、仕事、わたし…「子連れスタイル」で三兎を得る!)お話ししたモーハウスの10周年イベントをきっかけに、徐々に私たちの活動が始まっていきました。

 

  今回は、10周年イベントが行われてから実際に「NPO法人 子連れスタイル推進協会」が設立されるまでのストーリー、後編をお届けしたいと思います。

 

「子連れ出勤」見学会が大にぎわい

 

 

  • 2014年9月17日に開催された子連れ見学会の様子
  •   10周年イベントを機に、少しずつ活動を始めた私たち。ただ、当時は「これをNPOにしよう!」なんて気負いはまったくなかったんです。

     

      何しろ、モーハウス自体が、企業とも、非営利活動ともつかないような団体。授乳服の売り上げの一部で、非営利のイベントを開いたり、サロンの活動をしたりしていたわけですから。わざわざNPOを別に作るという発想はなかったのです。むしろ、企業の形でこうした活動を続ける方が新しい、と思っていました。

     

      一方で、だんだんと、モーハウスの活動を切り口に、女性の働き方や生き方、子どもとの外出など、それまでになかったような話題での問い合わせや取材が増えてくるのは感じていました。

     

      そして、気づいたら周りで積極的に応援してくれる人が現れて。モーハウスつくばオフィスの子連れ出勤風景を外部の方が見学する「子連れ出勤見学会」も、私が出張で留守にしている間に“勝手に”企画されていた、というのが始まりです。

     

      第1回のこの見学会は2012年4月に開催、蓋をあけてみたら20人近い方々が参加。用意していた会議室にも入りきれないほどで、こんなにたくさん?と、びっくりしてしまいました。

     

    フツーのオフィスだからすごかった

     

     

    • 記念すべき第1回子連れ見学会の集合写真

        見学会を実施してみて気づいたことは、ああ、これは見せる意味があったんだな、ということ。見学会を始める前は、「ショップならともかく、事務所での子連れ出勤は、普通過ぎる。こんなものを見せても仕方ないだろう」と思っていたんですね。

       

        子ども用の専用ベッドがあるわけでも、設備としての保育室や授乳室があるわけでもない。何の変哲もないザ・オフィスビル…。

       

        モーハウスで、「授乳ショー」という授乳服を着ての授乳を見せるイベントを始めた時もそうでした。ただ授乳しているだけのショーなんて退屈では、と、最初は私も思っていました。でも、私たちにとって当たり前の「公共の場で、自然で、しかも楽しそうに授乳している姿」は、多くのお母さんにとって驚きで、新聞にも載るなど、大きな話題になりました。

       

        子連れ出勤見学会も同じ。私たちにとって当たり前の「子どもを抱っこしたり、おっぱいを飲ませたりしつつ仕事」が、この普通のオフィスで展開されている。そのことこそ、多くの方にとっての驚きだったようです。逆に「子どものために特別な設備が何もない」ところがすごい、と。

       

        見学希望者は、その後も続き、中には行政からも副知事や議員さん、また、北海道や関西など遠方から、と、いろいろな方が足を運ばれるようになりました。

       

        さらに、見学会をきっかけに、行政での意見交換会に招かれることも増えました。中には、子育て支援の部署だけでなく、労働政策や、広報などの部署を横断した勉強会もありました。少子化や産後鬱(うつ)などの子育てを巡る問題、また女性の働き方や社会進出など、さまざまな問題の答えの糸口がここにあるのでは、という思いを、多くの方が持った結果だと思います。

       

        こんなふうな周囲からの反応の高まりに背中を押され、2012年1月に「NPO法人 子連れスタイル推進協会」を発足しました。

       

       

      “ノイズ”で調和が崩れたときに見えるもの

       

      • ざらっとした感じのロゴ

          「子連れスタイル推進協会」のシンボルマークは、こちらのぐるぐる渦巻きです。

         

          カラフルな渦巻きは、単純に私がぐるぐる巻きが好き、ということもあるのですが(笑)、もちろんそれだけではなく。社会の中に年齢も性別もいろいろな人々がいること(ダイバーシティー=多様性)と、多くの人を巻き込んで行こう、というイメージです。

         

          決してすっきりではない、このデザイン。美しく整った渦巻きなど何案もあった中で、私がこれを選んだのは、あえて揃(そろ)っていない“ノイズ”感がいいな、と思ったんですね。ざらっとした感じ。

         

          今も昔も、電車や飛行機などの公共の場で、子どもはときに“ノイズ”と捉えられやすい現状があります。雑誌やネットでも、電車の中で泣いている赤ちゃんや公共の場で授乳の賛否は、時には炎上するような話題です。でも、そんな違和感、「ざらっとした感じ」は、多くの人が問題に気がつくきっかけになります。それによって波紋が広がり、人間らしい本来の社会や生き方に気がつきます。だからこそ、この「ざらっとした感じ」は、とても大切だと思うのです。

         

          一般には大人だけの場所とされている「オフィス」に子どもが溶け込んでいる「子連れ出勤」、授乳服によって実現する人前での「授乳ショー」もそうです。そうやって社会の中にあえて“ノイズ”が入り、調和が崩れることで、本来の社会ってどうなの…?と考えることにつながるのではないでしょうか。

         

          次回からは、この「NPO法人 子連れスタイル推進協会」の活動内容についてお話ししていきたいと思います。

         

          (次回は10月29日掲載予定です)

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