社会そのほか速
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今年も3月11日をむかえ、改めて4年前の「あの日」に思いを巡らせた人も多いはず。甚大な被害を忘れることはないものの、月日が経つにつれて、つい目先の仕事や生活のことに意識が向いてしまうものだ。しかしSMAPは3・11にこだわらず、4年にわたって復興支援のための募金を呼びかけているのをご存知だろうか。
毎週月曜・22時から放送中の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)。1996年から続く息の長い番組で、すっかりおなじみの番組だ。毎回ゲストを招いて、メンバーお手製の豪華な食事とトークを楽しむ「ビストロスマップ」や、コントや歌を披露するバラエティ番組だ。
震災以降、番組のエンディングには「復興にはまだまだ皆さんからの支援が必要です。引き続き支援金の受付を行っております」と5人揃って「よろしくお願いします」と一礼し、『東日本大震災復興支援財団』の振込先の字幕案内と共に募金を呼びかけている。年々震災に関する報道が減りつつあるが、SMAPは毎週のように地道に支援を呼びかけているのだ。コントやおふざけをしたあとに、キリッと表情を引き締めて。
4年もの間、継続して呼びかけていることも凄いが、加えて心を打つのがVTRをこまめに撮り直しているところ。日刊スポーツのコラムによれば、収録で集まる度に必ず撮り直しているという。一見なんでもないようにみえるが、こうした細部から復興に対する真摯な姿勢が伺える。
震災直後は“不謹慎”という理由であらゆることを自粛した。復興のためにと思ってしたことも、一部では善意として受け取られない見方もある。寄付をすれば予想金額が報じられ、現地に出向けば売名行為だ、偽善だといわれてしまう。著名人が復興支援をするのは容易ではなさそうだ。しかしSMAPらしいシンプルでスマートな形で、4年にわたって呼びかけを続けている事実。これは本物だと思う。
(柚月 裕実)
文・All About News Dig編集部(All About )