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Berryz工房が「Berryz工房ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ~!」を日本武道館で開催、1万人のファンと共に無期限の活動停止の時を迎えた。
リハーサルから泣いていたというメンバー、開演前も若干時間が押したのだが舞台裏でメンバーが泣いてしまったという。この日は、お祭り騒ぎではなく涙涙の最終公演となった。
『スッペシャル ジェネレ~ション』という超弩級の盛り上げソングから「終焉」へ向かうLIVEはスタートした。メンバーも笑顔だがどこか寂しそうな複雑な表情をしている。会場の盛り上がりは最高潮なのだが、やはりいままでのBerryz工房のLIVEよりは悲しみを帯びた歓喜に見える。『ROCKエロティック』と進むと、メンバーが部屋に集まって楽しそうにしているVTRを紹介。ここから一気にボルテージは上がり、新旧織り交ぜた楽曲を披露。『21時までのシンデレラ』では、ドレスの早替えを見せLIVEを盛り上げた。
近年、1万人規模の集客力を持つアイドルグループの「ラスト」は久しくない。この日「活動停止」とは言え実質の「ラスト」をBerryz工房が迎えるということで会場は異様なテンションとなった。ファンはどんな気持ちだっただろう。2時間30分近いLIVEは、終わりに近づくにつれ涙を流し号泣をするファンもチラホラ見え始めた。それぞれが、Berryz工房への想いを胸に、ステージを見守っている。
バンドやミュージシャンの解散、活動休止の場面を何度も見てきたが、アイドルグループの「無期限の活動停止」は初体験。キラキラと笑顔で踊り、歌うBerryz工房を見ていると活動停止しないのではないか?そんな風にも見えてくる。
メンバーは、この11年間で様々な活動をしてきた。菅谷梨沙子は「辛かったこともいっぱいあった」と泣きながら最後の挨拶をした。しかし、家族が、メンバーが、ファンが支えてくれたことでここまでやってこれたと話した。この言葉にこそ、Berryz工房としてアイドルグループを続けてきた彼女たちの気持ちが全て入っているように思えた。
Wアンコール、Berryz工房として最後の楽曲は、Berryz工房のためにつんく♂が作ったラストソング『Love together!』。
「また会えるよね」
が印象的な楽曲を、お祭り騒ぎが得意だったBerryz工房がピアノの伴奏だけのシンプルな構成で歌った。キャプテンの清水が「ベリーズ工房は永久に不滅です。この11年間を絶対に忘れないでください!」と最後のあいさつをし、これでBerryz工房は「無期限の活動停止」に入る。彼女たちはそれぞれの道へ明日から歩き始める。個性派アイドルグループとして道を切り開いてきたBerryz工房。彼女たちのラストの見せ方は、今後のアイドルグループにも影響を与えるだろう。