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歌手のmisono(30)が14日、LINEによる動画生放送に出演し、過去に「引退宣言」をしながらも、現在も芸能活動を続けていることについての“謝罪会見”を行った。
misonoはこの日、所属レコード会社であるエイベックス本社から、生放送を実施。冒頭にあいさつをした後、「misonoがまずやりたかったことなんですけれども、ずっとあいまいになっちゃってたというか、あやふやにしてきちゃっていた引退報道、そして“引退詐欺”についてですね」と、自身が2013年12月、日本テレビ系バラエティー番組「今夜くらべてみました」内で行った「30歳で芸能界を引退する」という発言について釈明を始めた。
misonoは、ファンから「謝らなくていい」との声があったことに触れつつ「やっぱり騒がせてしまったことは確かであって、批判されたりとかは、misonoにとって普通で当たり前のことなんですけれども、今まで引退について触れることも謝ることもできなかった方がもどかしかったので、自分の中で、全然かわいそうとかじゃなくて、自分が今、したかったことだし、今やんなきゃいけないなって思ったし…」と心境を口にした。
さらに「『今夜くらべてみました』の自分の言動により、すごく大好きな番組なのにスタッフさんにもすごくご迷惑をおかけしましたし、ちゃんと謝りに行けてないですし、すごくたくさん出させていただいた番組なので、感謝しかないのに、それがきっかけですごいことになってしまって…」と、騒動の発端になった発言について説明。「今日謝れることを、すごく自分は、いいこと、誇りというか…。絶対に自分がやりたかったことで、やらされてるわけでもないし、自分の意思で本当に、みんなに謝りたいなって」と、謝罪会見に至った心境を口にした。
また、自身の発言がネット上などでニュースになることについても発言。「ブログが毎回記事になることも、見ない方がいいよとかいう意見もあるんですけど、毎回見ちゃうし受け止めたいと思っていて…」と話した。その理由として「どんだけ悪い記事でも、それによってブログのアクセス数が増えてたりとかっていう結果をみたりすると、こういうニュースになって記事にされて、悪いこと書かれて、すごくつらいなとか、傷つくな、悲しいな…よりは、すごくありがたいなって。その方にすら感謝できる自分に、やっと30歳になって、というか、デビューして14年目にしてなれたので、本当に今日は謝らせていただく…」と続けた。
そして「私事ではありますが、本当にこう、引退を30歳でするといってたのにしなかったこととですね、あとこう、結局今まだ芸能界にいて、芸能人を続けてて、ファンを振り回して…」と、自らの“詐欺”について言及。「(所属する)エイベックスの社長、副社長、今のスタッフ、みんなに、毎回打ち合わせのたびに引退のことを話し合っていたぐらい、本気で考えていた時期がずっとありまして。まあでも結果がすべてだから、今、現に辞めてないから、本当に自分がダメだし自分のせいだし自分が悪いんですけれども、本当にすみませんでした。お騒がせしました」と頭を下げた。
コメント後には「謝罪会見って、こんな形でいいの?ホンマに悪いと思ってるのか!って思われないかな?」と心配しながらも、つかえが取れたような笑顔を浮かべた。
misonoは13年の引退発言後、14年1月にはイベントで「今年は女優業、バラエティー、ライブと、引き続きやっていく」と発言し、即撤回した形に。9月には「重大発表」と銘打ったLINEによる生放送で、「ニューアルバムが1万枚売れなければ次のCDを出さない」と公約した。また今月4日には、公式ブログで「引退できなかった理由」を公開していた。