社会そのほか速
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かつて視聴率三冠王を獲得していたものの、最近はテレビ東京にも敗れる週があるなど低迷が続くフジテレビ。
年始早々、視聴率で最下位に転落、本誌アンケートでも視聴者離れが顕著な結果となった。(「視聴率最下位転落のフジテレビ、読者アンケートで65%が納得」記事はこちら→http://wpb.shueisha.co.jp/2015/02/26/44180/)
そこで今春、起死回生の反撃なるか? その狼煙(のろし)になりそうな番組もスタート、負の連鎖を断ち切れるか注目されている。
それが3月末にスタートする昼の情報番組『直撃LIVE グッディ!』(平日13時55分~15時50分放送予定)。MCを務めるのは『スーパーニュース』から引き抜いた安藤優子キャスターと俳優・高橋克実のふたり。
「情報制作局が番組を担当するんですが、実はその局長は安藤さんのダンナさん。掟破りの夫婦タッグを実現させたのは、なりふり構わず数字を獲りにいくという決意の表れでしょう。
ちなみにプロデューサーは元ゴスペラーズのU氏で、宮根誠司さんがMCを務める『Mr.サンデー』を過去に担当していた人物。『直撃LIVE…』という番組名が同時間帯で視聴率を争う『情報ライブ ミヤネ屋』(日テレ系)と似ているのは…偶然だと信じたいです(笑)」(フジ関係者)
フジにとって、打倒『ミヤネ屋』は悲願でもある。
「これまでに何度となく勝負を挑み、元NHK・住吉美紀アナを抜擢(ばってき)した『知りたがり!』(2012年4月~2013年3月)、そしてその後番組で元日本テレビの西尾由佳理アナを起用して『アゲるテレビ』(2013年4月~9月)を放送しましたが、どちらも大惨敗。
安藤さんを起用する以上、報道寄りの内容になるはずで、それこそ『ミヤネ屋』とガチンコ対決になる。軍配がどちらに上がるか見ものですね」(碓井氏)
『グッディ!』が高視聴率をマークすれば、後の時間帯に放送される『スーパーニュース』にも弾みがつき、ひいてはひと桁台の視聴率を連発しているゴールデン帯のバラエティも活性化する。フジ全体が勢いに乗れるというわけだ。
元フジの長谷川豊アナがこう語る。
「復権のカギは、やはりバラエティなんです。例えば昨年、ドラマ『HERO』が高視聴率を獲得しましたが、ドラマはどんなに話題になっても1クールで放送が終了してしまう。所詮、延べ11時間強です。それに対して、バラエティは一度当たれば長寿番組になり、毎週、視聴率を稼いでくれる。
芸能事務所との関係性ありきでタレントをキャスティングするのではなく、『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ)が当時無名だったイモトアヤコさんを見いだしたようにオーディションで出演者を起用すべき。
古巣にはまだ黄金期を知る素晴らしいテレビマンたちが多く残っています。誰がなんと言おうと、フジが数年以内に再び視聴率三冠王を奪取すると断言します!」
このエールがフジに届くだろうか。