社会そのほか速
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ファミリーマートは13日、2015年春闘でベアを実施しないことを明らかにした。同社の15年2月期の連結営業利益は、前期比7.6%減の400億円を見込むなど経営環境が厳しいため、2年連続のベアは実施できないと判断したとみられる。昨年は5000円のベアを行った。
ベアは実施しないが、家族手当増額(月給の0.2%相当)を回答し、定期昇給(1.5%)を含めた賃上げ率は1.7%になる。6日に労組側と妥結した。
同社の労組は、流通業界などの産業別労組、UAゼンセンに加盟していない。このため「3%を基準に、少なくとも2%以上」とするUAゼンセンのベア方針に縛られず、具体的なベア要求も行っていないという。
昨年4月の消費増税後、既存店売上高は減少を続けるなど、同社の経営環境は厳しさを増している。
規模拡大を目指し、ユニーグループ・ホールディングスとの統合交渉も始まっており、経営課題の解決を優先させたいとの判断も働いたようだ。【神崎修一】