［１０日　ロイター］ – 米グーグル (GOOGL.O: 株価, 企業情報, レポート)は１０日当局に提出した文書の中で、パトリック・ピシェット最高財務責任者（ＣＦＯ）が辞意を表明したことを明らかにした。上層部交代が相次いでいるものの、アナリストは今回の動きが大幅な混乱を引き起こす可能性は低いとの見方を示している。

　米証券取引委員会（ＳＥＣ）への提出資料によると、６カ月以内に後任者探しが完了する見込み。ピシェットＣＦＯは２００８年にグーグルに加わった。

　退任の日程は決まっていないが、ピシェットＣＦＯは後任探しに関わっていく意向を示しているという。ピシェット氏は「Ｇｏｏｇｌｅ＋（グーグルプラス）」の個人ページで、今後は旅行に時間を費やすと明らかにした。

　グーグルの株価は時間外取引でほぼ変わらず。１０日の通常取引は２．４％安の５５５．０１ドルで終了していた。

　グーグルでは昨年、最高事業責任者だったニケシュ・アローラ氏がソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)のバイスチェアマンとなったほか、２０１４年４月にはソーシャル・ネットワーキング・サービスを統括するビック・グンドトラ氏が退社した。

　＊内容を追加します。

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