社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
「え? まだ検索してるの?」といわれる日がそこまで来ている。
スマートフォンなどを持っていれば、外出先でも必要な情報を検索することができる便利な時代だ。しかし、情報がその場所に落ちていたらどうだろう。そこに行けば、スマートフォンが落ちている情報を拾いあげるのだ。
例えばバス停に近付けば、スマートフォンに時刻表や運行状況が表示されたり、気になったレストランに近付いたら、その店のメニューや本日のお勧めコースが表示されるといった具合だ。
2015年3月31日に株式会社リクルートテクノロジーズ(東京都千代田区)が発表した技術は、まさに“「検索する時代」から「今必要な情報は周りに落ちている時代」へ”がテーマとなっている。
■ 今そこで必要な情報がスマホに表示される
リクルートテクノロジーズの研究開発機関であるATL(アドバンスドテクノロジーラボ)が開発したのは、特定の場所で、ビーコンデバイスがその場所に関連する情報のURLを発信するという技術だ。
このビーコンデバイスは『UriBeacon』という、URLやuuidを含むパケットをBluetooth LEで周辺に発信する仕組みを持っている。
このビーコンデバイスの情報をキャッチできる範囲に、専用アプリをインストールしたスマートフォンが入ると、自動的にビーコンデバイスが発信しているURLと、URLに紐付けされたタイトルやサムネイル画像・説明などを取得できる。
つまり、今その場所で欲しい情報が、簡単に受け取れるのだ。もう、わざわざ検索しなくても、必要な情報はそこに“落ちているから拾えば良い”という感覚になる。
たとえば、バス停に近付いた際、運行状況を確認したいときにいちいち検索して探さなくても、バス停に近付くだけで、運行状況の情報がスマートフォンに表示されるということになる。気になったレストランに近付けば、その店のメニューが表示され、最近利用した人のレビューから評判を知ることもできるだろう。
あるいは、実際に店の前まで来たところで、クーポンが表示されるといったおトクな情報を得られるようにもなる。より具体的には、アプリが周辺情報を拾いあげると、スマートフォンには周辺情報のリストが表示され、そこから見たい情報を選ぶという使い方になる。
これはかなり便利だ。
■ 受信側だけでなく発信側にも嬉しい技術
この“検索”から“そこで拾う”情報の取得方法は、情報の受け手ばかりでなく、情報を提供する側にもメリットがある。…