社会そのほか速
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米国内の人種問題についての議論を促進するため、スターバックスはカップに「Race Together」と書いて手渡すキャンペーンを始めた。しかし、一息いれにコーヒーショップを訪れた利用者たちの一部は拒否反応を示した。
2014年10月、ミズーリ州ファーガソンで武器をもたない黒人青年が白人の警官射殺されたとして、その後、デモや暴動につながった。スターバックスは2014年12月、シアトルで従業員を集めて公開討論会を行い、人種間の問題についての議論をさらに広めようと、店舗にやってくる人に対してメッセージを伝える取り組みを開始した。
自らカップにメッセージを書くスターバックスCEOのシュルツ氏
まず、ニューヨーク、シカゴ、セントルイス、オークランド、ロサンゼルスの店舗で、バリスタが自発的にスターバックスのカップに「Race Together」というメッセージを書いて(あるいは同じメッセージが印刷されたシールを貼って)手渡す取り組みを始め、3月13日から全米の店舗に拡大。18日にはUSA TODAY紙に人種についての議論と理解を求めるための別刷りの新聞をはさみ込み、スターバックスの店舗でも配付した。
USA TODAY紙にはさみこんだ印刷物
しかし、スターバックスを訪れる人の中には、一息いれるために来たコーヒーショップでこうしたメッセージを目にすることを好まない人もいた。ソーシャルメディアで、拒否反応を示す投稿もなされたことなどを受けて、スターバックスはこの取り組みを22日で終了すると発表。スターバックスはこうした出来事から学びつつ、人種間の問題への取り組みは今後も継続するとしている。