社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
右から左に走るマリオ、すごい違和感…。
80年代、90年代に多く登場した、画面を横にスクロールして移動するテレビゲームがありますよね。スーパーマリオの動きです。なんで全部左から右に進むのだろう?と不思議に思ったことありませんか? あれ、なんとなーく進んでいたのではなかったのです。そこには科学的な根拠がありました。脳の好みなんだと。
私たちの脳は左から右への動きを好む傾向にある、そう語るのはランカスター大学の物理学者Peter Walker氏。これは、何千という画像の動き、人々の感想を分析したWalker氏の結論で、ネタ元のPerceptionにてそのレポートが発表されています。
レポートでは、Walker氏がこれはアートの世界の慣習によるものだと説いています。曰く「アートの慣習は、写真や絵などの画像にある動きをどのように捉えてきたか? 例えば、前進するとき前屈みになる動きがある、より速いスピードで進めばより前に乗り出している。これと同じく、動きを描くとき、左から右に描くのが慣習の1つだというのが最近のリサーチでわかってきた」ということなのだそうで。つまり、私たち人間の脳みそには、動くもの=左から右へというバイアスが初めからかかっているというのです。
この左から右バイアスは、タイポグラフィーの世界にも登場します。文字自体に躍動感のあるイタリック体(斜体文字)は、上部が右方向に傾いています。これは、例え右から左へと読むヘブライ語でも同じで、斜体はやはり右方向へ傾いているのですって。つまり、視線は左から右へと流れている、というわけ。
脳みその好み、か。深いな。
image by YouTube
source: Perception
Maddie Stone – Gizmodo US[原文]
(そうこ)
■ あわせて読みたい・にっぽん再発見。落語家が語る、日本の文化とケータイの“意外”な関係
・ついに始まったクレバーな選択肢「光 コラボレーション」ってなに?
・エコなドライビングがどう心理に影響を与えるか、心拍計で調査してみた。
・目と鼻だけじゃない! 意外に知らない花粉の怖さとは
・スタートアップ企業がやるべき 「PRを駆使した伝え方」とは
元の記事を読む