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ゲームのデジタル配信の市場は拡大していますが、多数のプラットフォームが存在し、どこに提供するかはデベロッパーにとって悩みの種です。特にインディーデベロッパーは何を選択すればいいか、tinyBuild GamesのMike Rose氏は「The Turning Tide: Independent Game Sales in 2015」と題して、各市場の動向と2015年の見通しを語りました。
Rose氏は確実なプラットフォームが無い時代であり、「良いゲームを作るだけではまだ道半ば」として、どうやって売るかを考える必要があると指摘。小規模なデベロッパーにとって最も身近なデジタル流通においても、バラエティ豊かになっていて、それぞれの良し悪しを見極めていく必要があると述べました。
■任天堂プラットフォームはWii Uが狙い目?
まずは任天堂プラットフォームです。Wii Uとニンテンドー3DSではいずれもeShopというデジタル配信の仕組みが整っています。特にWii Uではインディー作品の獲得に力を入れていて、昨年は約80タイトルがリリースされました。Rose氏は市場は小さいものの、「移植する価値はある」という開発者の声を紹介しました。
一方で3DSは普及台数が大きく可能性があるものの、一般的にはPCで開発されているインディータイトルでは移植のコストが高く懸念されるとのこと。昨年は15タイトルのリリースに留まり、そのせいか任天堂からフィーチャーされる可能性は高いようです。日本語版を制作する事で大きな売上を上げたケースもあるようです。
■PC(Steam)は最も大きな市場に
PCのデジタル配信プラットフォームとしての地位を確立したSteamの市場は大きい一方で、毎日平均した7本のゲームが新たに登場するという競争が厳しい世界でもあります。その分、値下げセール、Early Access、バンドルなど売上を伸ばすための手段も豊富に開拓がされていて、挑戦し甲斐のあるマーケットです。バンドルはGOGやHumble Bundleでは~10%程度売上を押し上げてくれるそうです。
■スマートフォン市場は可能性はあるが競争が厳しい
モバイル市場は最も競争が激しい市場で、サクセスストーリーも多数あるものの、それはごく一部だとRose氏は指摘します。モバイルの特徴として、継続的なアップデートやイベントを行うゲームが主流になっているという点が挙げられ、そうした施策を打てる体制であれば優位、難しい小規模なチームでは難しい市場と言えるかもしれません。…