社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきによる毎週連載「日々気まぐレポ」、第95回目でございます。
今週はバンダイから発売されています「HG 1/144 MS-06S シャア専用ザクII」をご紹介します。こちらは、安彦良和氏によるコミックを原作とするOVA作品「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」に登場する「MS-06S シャア専用ザクII」のガンプラです。従来展開されてきた所謂「宇宙世紀シリーズ」のガンプラである「HGUC」ではなく、新たにスタートした「HG ジ・オリジン」シリーズの第1弾キットとなっています。
◆シャア専用「ザクII」
「シャアザク」の通称でもお馴染みのシャア専用ザクIIは、その名の通り紅い彗星ことシャア・アズナブル専用の「S型ザクII」です。ここで注意したいのはこの「S型」自体はザクIIの数多あるバリエーション機のひとつに過ぎず、別段シャア専用に開発されたものではない、ということです。とはいえ、指揮官やエース向けに配備された少数生産の機体であることには変わりなく、相当なレア物には違いありませんでした。
このS型は、C型を経て量産に至ったF型を極限までフルチューンしたマイナーチェンジ機で、R型系列のようにひと目で分かる程の改造は施されておらず、外観はF型のものをそのまま引き継いでいます。唯一、頭頂部に設置されたマルチブレードアンテナに本機の特徴を見ることが出来ます。
その加速力は30%も向上していたと言われますが、それ故に並みのパイロットではプロペラントをすぐに使いきってしまう程。本機には非常に神経質な扱いが求められました。
シャア・アズナブルは、一週間戦争での功績が見込まれこのS型を拝領。ルウム戦役時にはその機体で連邦軍艦艇5隻を沈める活躍を見せ、「紅い彗星」の通り名で知られるようになります。
◆最新のガンプラフォーマットによる「ザク」
基本的にザクはザクなのですが、ジ・オリジン版でリリースされるにあたり全体的にアレンジが加えられています。最新の1/144スケール同機種キットであるリアルグレードのS型ザクIIと比較してみると、パネルラインやモールドの細かさはRGのそれに比肩するレベルに。また、太腿部がややマッシブになっているなど、全体としてのシルエットや各部バランスも大きく見直されています。
また、従来存在しなかった胸部バルカン砲などの設定もしっかりと再現されているのも見逃せません。…