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米クラウドファンディングサイトKickstarterで開発資金を募っていたリスニングデバイス「Listnr」が、目標金額達成後に運営側からプロジェクトを停止されたことを明らかにした。理由は開発側にも説明されていないという。同サイトでの再開は断念し、独自で製品化の道を目指す考えだ。
「Listnr」は、周りの音を聞く“第2の耳”をコンセプトとしたリスニングデバイス。Interphenom、Cerevo、パナソニックの3社が共同開発し、1月からKickstarterで開発資金を募っていた。
出資者にプロジェクトの停止を知らせるメールが届いたのは、日本時間3月7日の午前8時ごろ。停止の理由は「Kickstarterの規約と精神に強く抵触している」という記述にとどまり、「この件については一切コメントできない」とされている。5日に目標金額は達成していたにも関わらず、突然の停止となった。
連絡を受け、InterphenomがKickstarterに理由を問い合わせたものの、「理由の詳細はポリシーにより回答できない」という回答を10日に受け取ったという。停止処分に至った原因については一切つかめていないが、「Kickstarterでのプロジェクトは再開できないと判断」した。
Interphenom共同創設者の江原理恵さんによると、停止の連絡はプロジェクトオーナーと支援者に同時に行われ、事前通知はなかったという。処分を受けて調べてみたところ、他にも停止処分となった事例は見つかったものの、「Listnrは技術的にも問題なく停止前に目標額も達成していたので、他の事例とは一概に比べられない。思い当たる要因がなく、詳細の回答もないため理由は特定できない」としている。
同社は13日、Webサイトで「我々としても非常に困惑しております」とコメント。プロジェクトの再開は断念し、独自に製品化の道を探る考えで、「Listnrは必ず製品化の上、皆様のお手元にお届けすることをここに約束いたしますので、引き続きご支援をお願い致します」としている。具体的な開発のめどやスケジュールなどの詳細は未定。今後WebサイトやSNSで状況を報告していく。