社会そのほか速
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2014年から2015年にかけて、NTTドコモは積極的にビジネスの変革を行ってきた。その象徴ともいえるのが、料金プランの刷新だろう。ドコモは2014年6月から「カケホーダイ&パケあえる」を軸とした新料金プランに移行。データ通信中心の時代に合わせて価格体系を見直したほか、これまで通信業界の大きな問題であった新規・MNP利用者に偏った割引の仕組みを改め、「家族(世帯)契約」「長期契約」を重視して割引を行う形に料金体系を改善した。
そして2015年3月1日、ドコモはNTT東西の光回線(FTTH)を利用した固定通信サービス「ドコモ光」をスタートした。既報のとおり、これはスマートフォンなどモバイル回線契約と家庭用の固定ブロードバンドサービスをセットで提供することで料金をお得にし、高付加価値なサービスを提供するというもの。通信会社のビジネスにおいてモバイル/固定の垣根がなくなっていくという潮流の中で、ドコモにとっても重要な戦略商品という位置づけだ。
今回、筆者はNTTドコモの加藤薫社長に単独インタビュー。ドコモ光の展望を中心に、変化の激しいモバイル業界におけるドコモの戦略について話を聞いた。
●新料金プランのコンセプトを受け継いだドコモ光
―― いよいよドコモ光が始まるわけですが、あらためてドコモ光の魅力や訴求ポイントをお聞かせください。
加藤氏 まず基本的な部分として、ドコモ光にしていただいた方がフレッツ光よりも安くなります。さらに(ドコモの)新料金プランでパケットシェアに割引が付きますし、家族でお使いいただくとお得になる。また長期契約者の優遇や若い方々を優遇させていただく「U-25応援割」などが特色であり、ドコモの強みだと考えています。
―― ドコモの新料金プランは、とりわけ世帯契約でお得になる仕組みになっていますね。
加藤氏 ええ、家族みんなでお使いいただくとお得というのは、新料金プランの基本コンセプトです。それがドコモ光になりますと、固定回線はまさに「家で使う」ものですから、世帯単位で割引するという(新料金プランの)考え方がより合ってくる。新料金プランで打ち出した家族契約での優遇が、ドコモ光でより際立ちますね。
ドコモの場合、10年以上の長期契約者が契約者全体の5割を超えます。さらにファミリー割引の適用比率も高く、多くのお客様にとって「お得になる仕組み」を実現したのがドコモ光なのです。…