社会そのほか速
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いよいよ米国時間3月9日午前10時(日本時間3月10日午前2時)から、Appleがサンフランシスコでメディア向けのイベントを開催する。先週もお伝えした通り、「Apple Watch」の詳細と、その他の新製品の発表が行われることになるとみられている。
すべては今晩、もうしばらくたてば明らかになるはずだ。先週流れたApple Watch関連の情報等に触れながら、Apple Watchのファッションからの側面から分かる狙いについて考えてみよう。
●金を節約する「Apple Gold」の特許
5000ドルとも1万ドルともいわれるApple Watchの18金を使ったWatch Edition。
しかしここに来て、そんなに高くならないのではないか、という見方も出てきた。Forbesが予測した2999ドルという価格は、比較的手頃な宝飾時計と同じような価格といえる。
この裏付けとなる情報を紹介したのは、ウェブサイト「All this」だ。Appleは金の含有量を減らして18金を作り出す技術について、特許を出していたのだ。
18金は、金に銀や銅を混ぜて合金作るが、この特許では低密度セラミック粒子を混ぜて固める。密度が低く、軽くなる。すなわち、金の含有量を減らすことができる。同時に、ティム・クックCEOが強調する、「傷つきにくさ」も実現できる。
より原価を下げられるということは、Appleによる価格設定の自由度を与えることになる。どれだけ他のモデルと差を付けるか。Apple Watchのブランド作りやターゲットに対して、Appleがどのように考えるか次第、ということだ。
●Apple Watchはアイコニックではない?
ファッション業界を取材する在米のジャーナリストに話を聞くと、Apple Watchは「なんらアイコニックな存在ではない」と話す。
ケースの材質とサイズ、そして多数用意される交換可能なバンドによって、Apple Watchは身につける人の好みを反映できる。しかしこのことは、Apple Watchを持っている人が、そのことを街でアピールする「アイコン」としての役割を消してしまっている、というのだ。
iPodが登場し、白いイヤフォンが新しい音楽プレイヤーのアイコンになったのはすでに15年近くも前の話だ。
黒が多かったオーディオケーブルの世界で、本体のカラーと合わせた白いイヤフォンは特徴的で、iPodユーザーであることを一目で伝え、すれ違う人の白いヘッドフォン率の増加によって、iPodが支持されていることを静かに、しかし急速に広めることになった。…