社会そのほか速
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深い悲しみ(グリーフ)を抱く人を精神的に支える人材を育てる上智大グリーフケア研究所の講座修了生による初めての発表会が28日、上智大(東京都千代田区)で開かれた。ケアを実践する修了生の間で経験を共有するのが狙い。
同研究所は2005年の尼崎JR脱線事故をきっかけに、事故や災害の遺族らをケアする人材養成を目的に設立された。
修了生には脱線事故の遺族もおり、事故で次女=当時(18)=を亡くした女性(60)は「緩和ケア病棟のボランティア活動」の題名で発表した。
◇社団法人 8月開設へ
◇ボランティア派遣の司令塔
2005年度末で閉校した旧県立矢掛商業高校の跡地(矢掛町矢掛)が8月、防災関連施設に生まれ変わる。一般社団法人が所有者の町から無償で借り受けて整備。災害時にボランティアの活動拠点とするほか、防災研修も行うという。(冨浪俊一)
跡地は敷地面積約1万7600平方メートルで、町が公共目的で利用するとの条件で県から取得。鉄筋3階建ての校舎2棟(計約5300平方メートル)と鉄筋2階建ての体育館(約2600平方メートル)などが残り、いずれも耐震補強工事を終えている。
理学療法士を養成する専門学校の誘致を断念した08年以降、利用計画がまとまらずにいた。そんな中、過去に大きな災害がなく、南海トラフ巨大地震で津波被害を受けない点に着目した一般社団法人「バート・インターナショナル」からの申し出を受け、「バート未来防災研究所」の名称で整備することが決まった。
同法人は、東日本大震災を機に、オートバイで被災地入りして支援する緊急災害対策チームと連携。災害発生時には、登録したボランティアを派遣する“司令基地”の役割を担い、緊急宿泊地として数百人規模で被災者を受け入れる。
国際医療NGO「AMDA(アムダ)」(本部・岡山市)と連携し、医師団の拠点とすることも検討。平時は、専門家による防災研修や緊急時の安否確認・避難所管理・緊急救援情報などのシステム整備などに取り組む。
さらに、地域活性化にも協力。一部を民間企業のサテライトオフィスとして開放し、地元企業と共同で防災関連商品に開発・製造にも着手する。県立矢掛高校と連携し、インターネットによる学習支援にも取り組むとしている。
山野通彦町長は「町が活性化するように、防災だけでなくまちづくりや産業振興など幅広い取り組みに期待したい」と語る。1977年にバイクの350ccクラスで日本人初の世界チャンピオンになり、緊急災害対策チームを設立した同法人の片山敬済代表理事は「この施設は今後全国的に整備を考えている新たな防災拠点の司令塔になるだろう。まちづくりにも寄与したい」と話す。
◇徳島インディゴソックスの選手
野球の独立リーグ・四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスの選手が27日、徳島市庄町の日本赤十字社県支部を訪れ、選手たちが11日に募った東日本大震災の被災地への義援金を届けた。
贈呈式には、被災地・岩手県出身の高橋祥、卯名根口東両選手が参加。藍住、北島両町の商業施設で集めた計約8万9000円を、同支部の小森将晴事務局長に手渡した。
式後、高橋選手は「復興が進み、一日も早く元通りの古里に戻ってほしい」と述べ、卯名根口選手は「僕たちが活動を続けることで、少しでも多くの人たちに被災地のことを思い出してもらえたら」と話した。
◇県の障害者施設、記念植樹
重度の知的、身体両方の障害がある児童らが入所、通園する県立福山若草園が福山市水呑町に移転、新築され、27日、関係者約150人が記念植樹をするなどして開園を祝った。
同市津之郷町にあった施設が老朽化したのに伴い、自閉症や注意欠陥・多動性障害(ADHD)といった発達障害の療育体制を充実させるため移転。約1万6000平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート3階建て施設(延べ床面積7000平方メートル)や広場、駐車場を備える。定員が49人から60人に増え、放課後デイサービスを新たに始める。総事業費は約32億円。
記念式典で、湯崎知事は「利用者に安心してもらい、地域に開かれた施設にするため、全力で取り組みたい」とあいさつ。羽田皓市長も「地域を挙げて応援したい」と祝辞を述べた。
工事を巡っては、福山市が県に売却した敷地内に、大量のコンクリート片などが埋められていたことが工事中の昨年3月に発覚。同年12月までに計1680トンが取り除かれ、撤去費約1700万円は市が全額負担した。
東京・新宿区にある公明党本部の警備室の窓ガラスに鉄パイプのようなものを投げつけたうえ、足で蹴って割ったとして、25歳の男が警視庁に逮捕されました。
28日午前8時半ごろ、新宿区南元町にある公明党本部で「ガラスを割った者がいる」と警備員から110番通報がありました。警察官が駆けつけたところ、25歳の自称・無職の男が警備員に取り押さえられていて、器物損壊の疑いで現行犯逮捕されました。
警視庁によりますと、男は入口付近にある警備室の窓ガラスに長さ3メートルほどの鉄パイプのようなものを投げつけた後、足で蹴って割ったということです。
取り調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めているということで、警視庁が動機などを詳しく調べています。(28日11:35)