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南極海で鯨類調査にあたった調査船2隻が28日、山口県下関市に帰港した。国際司法裁判所が2014年3月、南極海の調査捕鯨を中止するよう命じたことを受けて、今回は捕鯨砲を撤去して出港しており、捕獲を伴わない目視などによる初の調査となった。
調査は移動日を含め1月8日から80日間。目視調査や皮膚の採取、写真撮影などを続けた。目視でザトウクジラ、ナガスクジラを多数確認したといい、松岡耕二調査団長は「資源量が回復していることを再確認できた」と成果を語った。下関市主催の入港式で、林芳正農相は「科学的データを基に論陣を張り、商業捕鯨再開という最終的なゴールに向けて進めていきたい」と述べた。
水産庁によると、反捕鯨団体の妨害はなく、捕獲を伴わなかったためとみている。【平川昌範】