社会そのほか速
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富士登山の安全対策などを協議する「富士山における適正利用推進協議会」が17日、富士河口湖町であり、「富士登山における安全確保のためのガイドライン」(主に夏山期間以外の注意事項)を改定し、スキー・スノーボードによる滑走を禁止したほか、突発的な噴火に備えて、ヘルメット、防塵(ぼうじん)マスク、ゴーグルの持参を推奨することを決めた。
協議会には環境省、山梨、静岡両県、関係自治体など約60人が出席。2014年5月に噴火口周辺でスノーボードをしていた男性が滑落して死亡し、救助にあたった単独登山の男性も遺体で発見された事故を踏まえ、内容を見直した。
これまで「十分な知識」や「しっかりした装備・計画を持った人」の登山とは別に、「万全な準備などをしない登山者の登山は禁止」としていたが、スキー・スノーボード滑走も明確に「禁止」に含めた。同ガイドライン自体には強制力はないものの、安全登山の目安としている。
さらに御嶽山の火山噴火事故でも頭部を守るなど役に立ったヘルメットなど「最低限必要な装備」として推奨する項目に追加した。また、吉田口登山道、精進口登山道で今年度中に標識を整備することも決まった。事故が発生した時に連絡を取りやすくするためで、位置情報などを記す。【小田切敏雄】