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◇JR西日本 大阪市淀川区の車両基地で
JR西日本は10日、大阪と札幌を結ぶ寝台特急「トワイライトエクスプレス」の車両整備や洗浄作業を大阪市淀川区の車両基地で公開した。最終列車は12日に大阪、札幌両駅から出発。13日にそれぞれ札幌、大阪駅に到着し、1989年から豪華寝台特急として走った約26年間の歴史に幕を下ろす。
トワイライトエクスプレスは、9両の客車や機関車、電源車で構成される。三方向の車窓から景色を楽しめるスイートルームのほか、サロンカーや食堂車が人気を集めた。ただ、客車は製造から約40年が経過し、老朽化に伴って整備に困難さが増していた。
運転開始から整備を担当してきたJR西の羽生(はぶ)隆男さん(58)は今夏に早期退職する自身の姿を重ね「車両も引き際だと思う。手間のかかる車両で、よくここまで走ってくれた」と感無量の面持ち。客室の清掃を担当したJR西グループ会社の田中憲一さん(46)は「お客様が1日生活するので、清潔な客室を提供してきた。最後まで無事に着いてほしい」と名残惜しそうに語った。
一方、東北地方の日本海側で強風が見込まれるため、JR西は、11日に大阪、札幌をそれぞれ出発するトワイライトエクスプレスを運休すると発表した。運休は10日に続き2日連続となった。【木村健二】