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全線開通したJR石巻線の列車に乗る女川町の児童ら=21日午後、宮城県女川町
東日本大震災で被災し、不通となっていたJR石巻線が21日、最後に残った浦宿-女川間(約2.3キロ)で運転を再開し、4年ぶりに全線が復旧した。宮城県女川町では、完成した新しい女川駅の前で祝賀式典が開かれ、一歩進んだ復興を祝った。
式典には町民や関係者ら約2300人が参加。須田善明町長は「4年を経てようやくここまでたどり着いた。町全体ができるのはまだ時間がかかるが、ここから前へ進んでいく」とあいさつ。JR東日本の深沢祐二副社長は「地域の足として、そして全国から女川に訪れてもらえるよう努める」と話した。
式典の後には女川小学校の児童らを乗せ、列車の出発式が行われた。
同町の高橋佐江子さん(57)は浦宿まで乗るつもりだといい、「今までの風景と変わったのか見てみたい」と話した。震災前、旧女川駅の近くに住んでいた近藤喜一さん(84)は「今は車で移動するが、事故も怖い。やっと便利になる」と喜び、駅に併設された温泉施設にも「入るのが楽しみ」と笑顔を見せた。