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◇海自呉基地 45万キロ航行
海上自衛隊の潜水艦教育の中心・呉基地で、多くの潜水艦乗りを輩出してきた練習潜水艦「ふゆしお」(2450トン、定員75人)が退役し、乗組員やOBが6日、同艦との別れを惜しんだ。
「ふゆしお」は1995年の就役以来、呉基地に所属。船体は水中抵抗が少ない「涙滴型」で、潜水艦では最も美しい形とされる。老朽化に伴い2011年、同基地の第1練習潜水隊に転属された。若い乗組員の育成やベテランの技術向上に使われ、転属前と合わせて20年間で地球11周に相当する45万キロを航行した。
同基地の潜水艦桟橋で自衛艦旗の返納式があり、約240人が見守る中、乗組員が艦尾の自衛艦旗を降ろし、喜多村宗範艦長が伊藤俊幸・呉地方総監に返納。伊藤総監は「『ふゆしお』の乗員であったことを誇りに、さらに精進努力を」と労をねぎらった。