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東海3県の環境関連NPOなど約50団体で作る「22世紀奈佐の浜プロジェクト委員会」のメンバーが11日、鳥羽市役所を訪れ、同市の離島・答志島で3年前から続けている清掃活動などの結果を報告した。
環境省の調査によると、伊勢湾岸に漂着する流木やペットボトルなどのゴミは年間約1万2000トンに上り、うち約3000トンが同島北岸の入り江、奈佐の浜に漂着しているとされる。
市役所を訪れたのは、プロジェクト委員長で、鳥羽磯部漁協桃取町支所理事の小浦嘉門さん(58)と、3県の代表委員ら計4人。委員会では2012年6月以降、奈佐の浜の清掃を計4回実施。学生や市民ら延べ約1200人のボランティアが参加し、約10トンのゴミを回収した。
小浦さんは「プロジェクトの開始前は、漁業者自身で清掃するしかなかった。参加してくれるボランティアには頭が下がる」と感謝。報告を受けた木田久主一市長は「活動の広がりによって、ゴミを捨てる側の意識も変わりつつある。市民を代表してお礼したい」と話し、漂着ゴミの減少を呼びかける市製作のDVDを贈呈した。
委員会は今後も毎年10月に奈佐の浜の清掃活動を行う。また、今月28日には津市美杉町で植樹活動を実施するなど、3県での環境啓発活動も進める方針。