社会そのほか速
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北日本を中心に厳しい寒さと荒れた天候が続いているが、車を運転中に暴風雪で動けなくなり、長時間車内に閉じ込められたらどうするか。厳冬期の大規模災害に備えた演習に取り組む、日本赤十字北海道看護大学の根本昌宏准教授(寒冷地防災学)にサバイバル術を聞いた。
―吹雪の中の立ち往生は不安です。まず、最初にすることは。
車のマフラーが雪でふさがれると排ガスが車内に流入し、一酸化炭素中毒で短ければ30分で命を落とす危険があります。エンジンを切って助けを待つのが大前提です。
―救助を求めて車外に出るべきでしょうか。
そういう気持ちになりますが、車の外に出ないということです。雪にぬれたまま戻ると一気に冷えます。暴風雪の時は一寸先が闇。方向感覚を失い、10メートル行っただけで、自分の車が分からなくなる。
―エンジンを切ると車内は冷えますね。
これまでの訓練では、外気温が零下16度だと、約1時間で車内も零下になりました。一番先に足先の感覚が消えていきます。体温が35度を下回ると危険です。低体温症を回避するようにしないと。
―冬の降雪地域では車に何を携行すべきでしょうか。
第一は毛布か寝袋。これは絶対です。あとは足や肩などに貼るカイロ。体の末端を温めることは重要です。三つ目は情報ですが、USBソケットが付いた手回し式のラジオを提案します。ラジオからの音があれば不安も解消されるし、発電することで携帯電話も使えます。最後は携帯トイレですね。