17日の最高気温は全国的に4月並み。札幌や仙台、新潟、東京、大阪、福岡など今年1番の陽気。暖かさは週末にかけて続くが、来週は寒さが戻るので、まだ冬服の出番も。

　沖縄や小笠原諸島以外でも「夏日」

　17日は、北から南まで広く晴れて、暖かくなっています。
　鹿児島県奄美市の名瀬(ナゼ)や、大分県日田市、福岡県太宰府市など、沖縄や小笠原諸島を除いて、全国で今年初めて「夏日」となりました。
　最高気温は、札幌では今年初めて10度を超え、東京や名古屋、福岡では今年初めて20度を超えました。
　【主な地点の15時までの最高気温】
　札幌:11度8分
　仙台:15度7分
　新潟:18度3分
　東京:21度1分　(ただし、15時19分に21度2分を観測)
　大阪:19度4分
　福岡:22度
　
　この陽気で、春の鳥たちや花の便りも届いています。
　鹿児島や横浜、水戸、新潟、山形で『ウグイスの初鳴き』
　新潟で『ヒバリの初鳴き』
　鹿児島で『ツバメの初見』
　松山で『モンシロチョウの初見』
　仙台で『梅の開花』
　神戸で『桃の開花』を観測しました。

　暖かさはいつまで?

　この暖かさは、いつまで続くのか、気になる方も多いはず。
　関東から西では、今年になってからも最高気温が20度近くまで上がる日はありましたが、暖かさは一時的でした。
　でも、今回は、週末にかけて気温の高い状態が続きそうです。
　東京の10日間予報を見てみますと…

　まだ　厚手の洋服が必要な日も

　18日水曜日から19日木曜日にかけては傘マークですが、雨でも気温は高め。
　最低気温でも10度前後で、最高気温は20度近くまで上がるでしょう。
　金曜日から日曜日は、暖かさはだんだん落ち着いてきますが、それでも最高気温は15度越えそうです。
　この暖かさで、桜のつぼみも膨らみそうですね。
　最新の日本気象協会の予想では、東京の桜の開花は3月25日となっています。
　でも、来週は『寒の戻り』がありそう。
　24日(火)は、最低気温が3度、最高気温が12度と、どちらも3月上旬並みの予想です。
　この日は、北風が吹くので、体感的には昼間も一桁の寒さでしょう。
　春の柔らかな日差しのもと、春服を楽しみたいところですが、まだ冬服も残しておいて下さいね。