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北陸新幹線の開業から一夜明けた15日、晴れた県内は14日に続いて県内各地で歓迎イベントが開かれ、多くの家族連れらでにぎわった。富山駅では、記念入場券を買い求める客が行列を作ったほか、駅隣接の商業施設で商品が売り切れる店舗が出るなど、予想外の人出への対応に追われる場面もあった。
14日にオープンした富山駅高架下の商業施設「きときと市場 とやマルシェ」は15日も盛況で、来客数は2日間で約9万人に上った。運営する「富山ターミナルビル」によると、来客数は14日が約4万9000人、15日は約4万1000人だった。転倒などのトラブルを避けるため、南側の正面出入り口付近を左側通行に規制するなどして対応した。
富山市内の老舗料亭「五万石千里山荘」が出店した弁当屋は用意した弁当約250個が2日続けて正午頃に完売した。同店によると、9種類の弁当のうち、会席料理の箱詰めや氷見産牛を使った弁当など、2000円近い高額商品が人気で、地元客が買い求める姿が目立ったという。
大手ドラッグストア「マツモトキヨシ」は外国人観光客にも好評で、14日には外国人客が化粧品や薬、ビタミン剤など1人で約8万円分まとめ買いするケースもあったという。
飲食店は「すし玉」や「西町大喜」など計5店が出店しており、白えび天丼などの看板メニューをそろえる「白えび亭」では、一時「待ち時間60分」の看板を掲げるスタッフの姿も見られた。
とやマルシェの担当者は「14日は地元客が多かったが、15日は観光客が新幹線で帰る前に土産物を購入するケースも多かった」と話した。16日以降は、出張などで県内を訪れるビジネス客の利用を見込んでいるという。
ターミナルビル社の中村智常務は「これだけ地元客でにぎわったのは想定外だった。今後も情報発信を続けていきたい」と語った。