社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
宇治市は18日、同市木幡の丘陵の頂上部(標高67メートル)から平安時代末期の関白・藤原基房の別荘「松殿」跡とみられる新たな土塁(高さ約1・2~1・3メートル)が見つかったと発表した。土塁は本来、砦(とりで)などの防御用に築かれるもので、市は「源平合戦が、貴族の邸宅の構造にも影響を及ぼしたのでは」とみている。
2年前の調査でも付近の2地点で土塁が確認されており、今回の調査で、頂上部(東西約230メートル、南北約130メートル)を「コ」の字形に取り囲んでいたことが判明した。
一帯には藤原氏ゆかりの寺院跡や、基房の孫にあたる曹洞宗の開祖・道元の生誕地などの伝承が残っていることから、市は「さらに調査を進め、貴族から武士の時代へと移り変わっていった様子を明らかにしたい」としている。
現地説明会は21日午後2時から。問い合わせは、市歴史まちづくり推進課(0774・21・1602)。