安倍総理大臣が夏に戦後７０年の談話を出すことを見据えて、民主党の岡田代表は、一般の市民も参加する近現代史の研究会を開いて、党としての考えをまとめることを明らかにしました。総理の談話が出る前に国会で議論したい考えです。
　　「談話が出るまでに国会で、私も総理とはしっかりと議論したいと思っている。（談話が）出てしまってからでは遅いので」（民主党 岡田克也代表）
　
　岡田代表は、戦後７０年にあたって「党内でも歴史認識を共有し振り返る必要がある」として、「近現代史研究会」を来月１日から再開することを明らかにしました。
　
　　この研究会は、２００５年に当時代表だった岡田氏が始めたもので、これまでも断続的に開いてきましたが、改めて、代表直属の研究会と位置づけて、一般の市民も参加できる形にします。
　
　　岡田代表は「日本は歴史の総括ができていないことが多くの問題を引き起こしている」と指摘。「先の大戦に至った経緯や原因」を当面の重点テーマとする方針で、安倍総理が談話を発表する前に国会で議論したいとしています。（20日23:31）