社会そのほか速
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31日正午頃、長野県岡谷市の川岸地区で、山火事が発生した。
地元の諏訪広域消防本部によると、午後3時半までに約300ヘクタールを焼き、火勢は弱まっているものの午後8時現在、鎮火していない。岡谷市は午後3時過ぎ、山沿いの約260世帯に避難準備情報を出し、小学校と中学校に避難所を開設した。一時、計4人が身を寄せたが、夜までに全員が帰宅した。けが人や家屋への被害は出ていない。
同消防本部によると、31日午前11時55分頃、同市川岸地区の麓にある墓地にいた男性から、「線香の火が草に燃え移った」と119番があった。約5メートルの風が吹いており、南北約3キロ、東西約1キロの範囲に燃え広がった。県は陸上自衛隊に災害派遣を要請。陸自や長野、群馬、富山、岐阜4県のヘリが上空から消火活動にあたった。
山の麓には住宅や農地が点在しており、火災現場から最も近い住宅までの距離は約500メートルという。夜になって山は、火勢が強い場所が赤く見え、住民は不安な夜を過ごした。風は住宅とは反対方向に吹いているが、消防署員約40人、地元の消防団180人が警戒を続ける。近くに住む女性(78)は「風向きが変わらないかが心配」と話していた。
長野地方気象台によると、岡谷市では24日から8日連続で乾燥注意報が出されていた。